西区そぞろ歩き:蛙が鳴いた道
昔の久保町は、保土ケ谷宿から野毛・関内へ出る要路だったというが、古書によると「田んぼの中の一本道で、夏など蛙の声がかまびすしかった」とある。近世には、保土ケ谷の川辺町にあった紡績会社の女子工員たちが、休みともなると大挙してこの道を通るので、近在の若者たちは胸を大いにときめかしたそうだ。ひところ、花街として嬌名をとどろかせた、その面影は見るべくもないが、区内の商店街の中でも活気といい、気風といい、一頭地を抜いているといわれる。
稲荷台の名のおこりとなった稲荷社や、天神様の祭礼など、けっこうにぎわったそうだが、半世紀の歴史はそんな記憶をすでに埋没させてしまったようだ。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
※1997年11月から2004年4月までに、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
(1998年10月掲載)

【西区そぞろ歩き 12】蛙が鳴いた道の詳細情報
名称 | 【西区そぞろ歩き 12】蛙が鳴いた道 |
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よみがな | かえるがないたみち |
住所 | 神奈川県横浜市西区 |
地図 |
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最寄り駅 | |
最寄り駅からの距離 | 西横浜駅から直線距離で419m |
ルート検索 | |
標高 | 海抜6m |
マップコード | 2 118 622*70 |
モバイル |
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