■これまでのあらすじ
主人公・すぐるは年収一千万と稼ぎは良いものの、極論で妻を追い詰める被害妄想夫。家事育児で大変な妻に労いの言葉ひとつかけず、手伝って欲しいと頼めば「代わるから僕と同じだけ稼いできてね?」と極論で黙らせます。妻は娘たちのために我慢をしてきたが、すぐるが自分のメンツを守るために娘に当たり散らした姿を見てついに限界を迎え、離婚を言い渡しました。妻の本気の怒りに焦り始めるすぐるでしたが、ふと「僕が悪いのか?」と考え始め、妻に苛立ちを覚えます。愚痴を聞いてもらおうと友人を呼び出したすぐる、しかしすぐる視点の話は、事実が捻じ曲げられていたのでした。