2022年12月09日22時00分 / 提供:マイナビニュース
米モンタナ大学の大学院生で、イエローストーン・ウルフ・プロジェクトの研究員であるコナー・J・マイヤー氏らの研究チームは、「トキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma gondii)」に寄生されたオオカミの行動変化を調査。その結果、トキソプラズマに寄生されたオオカミは群れのリーダーになる可能性が高まることが明らかとなったという。
「トキソプラズマ・ゴンディ」は、寄生すると、宿主の筋肉や、脳細胞にコロニーを作り、宿主の行動を変えることで知られている。例えば、トキソプラズマに寄生されたハイエナは大胆な行動を取り、ライオンに食べられる可能性が高くなったという。また、寄生されたマウスは猫に対する恐怖心が低下し、探索行動が増加したそう。人間の場合も、テストステロンとドーパミンの分泌量が増加し、よりリスクのある行動をとる傾向が見られるようになるのだとか。
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