2025年07月23日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
妊娠中の妻に心ない言葉を浴びせ続けた夫は、ついに妻に実家へ帰られてしまいます。事情を知った夫の母と妹は、夫が妻にしてきた言動を再現し、彼を精神的に追い詰めていきます。誕生日に贈られた古いビデオデッキは、夫が妻にした酷い仕打ちの記憶を呼び起こし、深い後悔を突きつけました。ようやく自分の傲慢さや、妻の笑顔の裏にあった傷ついた心に気づき始めた矢先、妹は彼に飲み物を吹きかけ、さらに追い打ちをかけます。涙ながらに「許してくれ」と懇願する夫に対し、母と妹は冷たく笑い「メンタル弱すぎ」と言い放つのでした。
■同じことをされるまで気付かなかった…
■妻の望み通りにする…家を出て行こうとしたその時
■夫が唯一妻にしなかったことは…
限界を迎えた妻に「メンタル弱すぎ」と言い放った自分を思い出した夫。同じことをされて初めて、自分がしてきたことの酷さに、ようやく気付いたのでした。
深い後悔に襲われながら、夫は「今後は妻の望むとおりにする」と決意し、「自分が家を出るから、妻にはここで暮らしてほしい」と母と妹に伝えます。
すると2人は、夫がこれまで一度も妻にしなかったこと――「酷いことをしてごめんなさい」と、謝罪の言葉を口にします。
夫は今自分が本当にすべきことを理解したのでしょうか…?
(まるき八郎)