2025年06月09日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
※このお話は作者土井真希さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加えています。
■これまでのあらすじ
会社員・けんとの唯一の趣味は妻・モカの手料理を食べることだった。しかし、結婚2年目にモカの妊娠が発覚。つわりを理由に質素な夕食が並ぶようになり、けんとは不満を募らせていく。
以前のような手料理を作ってほしいと何度もおねだりするが、そのたびに撃沈。それどころか、口を開けば「飯飯」ばかりのけんとにモカは離婚を切り出す。それでも、けんとは「ただの脅しだろう」と反省せず、夜のお店に18万円支払うなどやりたい放題だった。
離婚を決意したモカは、両親にも相談して里帰り出産することに。それから数週間後、自由気ままな生活を送っていたけんとは、とっくに出産予定日が過ぎていることに気づく。慌ててモカに電話すると、離婚届を書いて送るように言われて…。
離婚に向けた具体的な話になると、急に焦りだすけんと。今までずっと「離婚」と言われていたのに、本当にただの脅しだと思っていたんですね。
赤ちゃんの声に父性が少しだけ芽生えたようですが、離婚届が届いたらすぐにサインして送るように言われてしまいます。ここから挽回する道はあるのでしょうか…。
(土井真希)