2025年08月18日07時00分 / 提供:E・レシピ
スパイス料理がいちだんと美味しく感じられる季節。爽やかなライタを添えて夏野菜をたっぷり使ったチキンカレーピラフはいかがでしょうか。
ライタは、スパイスを効かせたヨーグルトに野菜や果物を和えたインドの副菜。本場ではビリヤニと組み合わせるのが定番で、今の季節ならきゅうりやトマトはもちろん、オクラやコリンキー、さらにはスイカのような果物もよく合います。
今回は、ビリヤニよりも気負わず作れるチキンカレーピラフに添えました。具と生米を一緒に炒めて炊き上げることで、ひと鍋で仕上がる気楽さと、素材の旨味が詰まった奥行きのある味わいを楽しめます。
鶏肉と夏野菜の旨味、スパイスの香りが詰まったこのひと皿は冷めても美味しく、食欲が落ちがちなこの季節におすすめです。
■チキンカレーピラフとライタ
調理時間 45分
レシピ制作 保田美幸
チキンカレーピラフとライタ
【材料】(2人分)
鶏もも肉 1/2枚
塩(下味) 小さじ 1
玉ネギ 1/2個
ニンジン 1/4本
ピーマン 1個
カレー粉 小さじ 2
無塩バター 10g
塩 少々
米(精白新米) 1合
水 230ml
レーズン 適量
ヨーグルト(プレーン無糖) 80g
キュウリ 1/2本
塩 適量
クミンパウダー 少々
【下準備】
1、鶏もも肉は脂と太い筋を切り取って小さなひとくち大に切り、下味の塩をまぶす。
2、玉ネギはみじん切りにする。ニンジンは皮ごと小さな角切りにする。ピーマンは種とヘタを取り除いて小さな角切りにする。
ニンジンの皮は、苦みが気になる場合はむいてください。
3、レーズンがオイルコーティングされていたらぬるま湯に入れて油を落とし、水気を絞る。
4、<ライタ>を作る。トマトとキュウリは小さなひとくち大に切ってボウルに移し、他の材料も加えて混ぜ、冷蔵庫で食べる直前まで冷やす。
【作り方】
1、鍋にバターを入れて中火で溶かし、鶏もも肉を炒める。表面の色が変わったら玉ネギとニンジンを加えて炒め合わせ、途中で塩少々を加えながらしんなりするまで炒める。
2、ピーマンとカレー粉を順に加えて炒め合わせる。
3、粉っぽさがなくなったら米を加えてさらに炒め合わせる。
4、水を加えて表面を平らにし、沸騰してきたら極弱火にして鍋に蓋をし、15~18分炊く。
5、炊き上がったら火を止めて5分蒸らす。しゃもじで底からサックリと混ぜ合わせ、味をみて薄ければ分量外の塩で調味する。器に盛ってレーズンを散らし、<ライタ>を添える。
・爽やかな苦みと控えめな甘み イタリアワインとペアリング
ペアリングにサルディーニャの甘口ワインを合わせました。遅摘みのブドウで作られた控えめな甘口ワイン。キャラメルのような甘みのなかにマーマレードのような爽やかな苦みも感じられます。カレーピラフは冷めても美味。そのスパイシーさとお米の甘み、ライタのヨーグルトとの調和を感じながら、ゆっくりと食事を楽しんでも良いですね。
▼今回使用したワイン情報
【商品名】ナスコ・ディ・カリアリ
【生産者】カンティーネ・ディヴェルセ・ディ・モンセッラート
【種類】白ワイン(甘口)
【品種】ナスコ
【風味】キャラメルのような甘さのなかに苦さを予感させる。ストレートながら優しさのある甘さで、後から爽やかな酸味が感じられる。デザートワインとして、焼き菓子やタルトなどに。またはブルーチーズやナッツにも。抜栓後の持ちも良い。
【アルコール度数】13.5%
【産地】イタリア・サルディーニャ
(保田 美幸)