2025年04月17日09時00分 / 提供:valuepress
カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年第4四半期における半導体ファウンダリグローバル市場の売上は、前年同期比で26%、前四半期比で9%伸びたという調査結果を含むFoundry Quarterly Trackerによる最新調査を発表致しました。
2024年第4四半期における半導体ファウンダリグローバル市場の売上は、前年同期比で26%、前四半期比で9%伸びました。根強いAI需要と中国の経済回復が続いていることが主な要因です。AIとフラグシップスマートフォンの需要を受けて、最先端プロセスノードの稼働率は高止まりしています。その中でもTSMCのN3とN5プロセスで顕著です。その一方で、成熟したプロセスノードを扱う中国以外のファウンダリは、相変わらず低い稼働率に悩まされています。この四半期の稼働率は65-70%でした。このセグメントでは12インチノードの方が8インチと比較して回復が進んでいます。需要が低迷している自動車や産業セクターが8インチを多く使用していることが影響しています。それでもAI以外の需要も徐々に回復してきています。特に、家電とPC用半導体では、米国の関税政策に備えて早めに生産したこと、そして、中国での補助金政策(デジタル製品購入への補助金)が回復を支えています。これは特殊要因とはいえ、市場全体の先行きへの安心材料にもなっています。
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