マイクロ波の産業利用研究を長年進めてきた中部大学工学部の樫村京一郎准教授(人間力創成教育院 情報教育プログラム兼務)と宮田健史研究員らは、中国電力株式会社、中国高圧コンクリート工業株式会社(広島市、吉岡一郎社長)と共同で、マイクロ波加熱を利用してコンクリート廃材と石炭火力発電所から排出される飛灰にCO2ガスを吸収させて焼結し、路盤材に利用できるクリンカ(注3)を短時間で大量に合成することに成功した。
1.研究成果のポイント
■マイクロ波(注1)の利用で、コンクリート廃材と飛灰(ひばい)(注2)にCO2ガスを吸収させた路盤材を製造。