2024年11月26日20時05分 / 提供:Digital PR Platform
玉川大学(東京都町田市/学長:小原一仁)の工学部デザインサイエンス学科インタラクションデザイン研究室の青山恭章さん(4年生)と木村光希さん(3年生)が、座間市指定重要文化財「表裏型顔面把手」の3Dモデル化に挑戦。学内メーカーズフロアにあるデジタルファブリケーション機器を駆使し、約15回の試行錯誤を重ねて完成させた作品が市の式典で活用されました。
2022年10月、水道管付設替工事中に発見された「表裏型顔面把手」は、考古学資料として市初の指定です。縄文時代中期(約5500年~4500年前)の深鉢型縄文土器の一部であり、口縁部には表裏両面に顔面が模された特徴的な把手があります。このタイプの遺物は全国的にも非常に珍しく、全国で類型が2例報告されているのみと大変希少性が高いものです。
同市教育委員会では、一般公募で文化財の愛称を募集し、多くの応募の中から選考を行いました。選考の結果、決定した愛称を発表するとともに、学生たちが制作した造形作品を副賞として進呈しました。今後、座間市教育委員会は、本文化財の複製を制作し教育現場での活用を検討しており、引き続きインタラクションデザイン研究室と連携して、具体的な計画を進めていきます。
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