脂肪分解経路を標的とした新たなアレルギー治療薬の開発に向けて
千葉大学大学院医学研究院 平原 潔教授と横浜市立大学大学院医学研究科 金子 猛教授、柳生 洋行助教(研究当時:千葉大学大学院医学薬学府 特別研究学生)らの研究グループは、アレルギー性炎症を悪化させる「病原性Th2(ティーエイチツー)細胞」注1)が、免疫細胞が持つ「脂肪滴を分解して再利用する仕組み」によって誘導されることを明らかにしました。今後、脂肪分解経路を標的とした新たなアレルギー疾患の治療法の開発が期待されます。
本研究成果は、2025年10月24日に、国際科学誌Science Immunology に公開されました。