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短期の社会的孤立による社会的接触行動の増加に島皮質が関与することを解明

2025年07月23日15時04分 / 提供:Digital PR Platform

〜孤独による行動変容の脳内メカニズムの手がかりに〜

東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター臨床医学研究所の日吉加菜映研究員、医学科4年生 松下大地氏、渡部文子教授は、短期間の社会的孤立によってマウスの社会性が増大する現象において、脳の島皮質(Insular Cortex)の神経活動が重要であることを明らかにしました。
本研究では、社会性動物であるマウスを用いて、化学遺伝学的な神経活動抑制と組み合わせた行動学的解析により、短期社会的孤立中の島皮質の活性化が、その後の社会性の増大に必要であることを示しました。本研究は松下氏が研究室配属中に見出した知見を発展させたものです。本成果は、社会的文脈に応じた情動価変容という観点から、孤独による行動変容メカニズムの理解の新たな手がかりになるとことが期待されます。

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