2025年07月11日08時05分 / 提供:Digital PR Platform
江戸川大学睡眠研究所(千葉県流山市)とパラマウントベッド睡眠研究所が共同で行った「夢に対する態度」に関する全国調査の成果をまとめた論文が、国際的なオープンジャーナル誌『PLOS One』に、2025年7月9日付(現地時間)で掲載された。この研究は成人1,478名にオンライン調査を実施したもので、今回開発された日本語版「夢に対する態度尺度」は、簡便でありながら高い信頼性と妥当性を有しており、将来的には睡眠障害のスクリーニングや健康モニタリングへの応用が期待される。
この研究では、全国47都道府県の成人1,478名を対象にオンライン調査を実施し、日本語版「夢に対する態度尺度」を新たに開発した。
特に、「夢に意味を見出す態度」は、レム睡眠行動障害や不眠症状といった睡眠関連指標との間に有意な関連を示した。これは、夢に対して強い関心や意味を見出す傾向が、睡眠の質の低下や睡眠異常の兆候を反映している可能性を示唆するもの。たとえば、全体としては加齢とともに夢に意味を見出す傾向は低下するが、そのような中で高齢者が強く夢に意味を見出している場合には、睡眠異常のリスクが高まっている可能性も考えられる。
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