2025年06月30日20時05分 / 提供:Digital PR Platform
実践女子大学(東京都日野市、学長:難波雅紀)は8月5日まで、日野キャンパス図書館(日野市大坂上)で、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華子乃夢噺~」の主人公、蔦屋重三郎(1750~97年)に関する展示をしています。ドラマで関心が集まる“蔦重”こと蔦屋重三郎は、名もなき青年出版業者から稀代の名プロデューサーになり、戯作者や浮世絵師を発掘して江戸の出版文化に大きな影響を及ぼしました。その軌跡を本学の所蔵資料を中心に展示して振り返っています。入場無料。
「蔦屋重三郎-梓に夢を見た男-」。発掘した浮世絵師や戯作者とその本を展示。
展示名は、「蔦屋重三郎-梓(あずさ)に夢を見た男-」。江戸時代、印刷するための「版木」の素材は、主に山桜を使用していましたが、木版印刷の礎を築いた中国では、堅く緻密なところが特徴の落葉高木の梓が使われており、その影響を受け、日本語の「上梓(じょうし)」は出版を意味します。このため、出版にとっては、特別な意味を持つ梓をタイトルが付けました。図書館1階エントランスのガラス展示ケースで、洒落本や黄表紙など約20点を展示しています。
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