2025年04月15日14時05分 / 提供:Digital PR Platform
麻布大学(学長:村上賢、本部:神奈川県相模原市)獣医学部介在動物学研究室の子安ひかり特任助教、永澤美保教授、菊水健史教授、京都大学医学研究科の村井俊哉教授、東京都医学総合研究所の西田淳志センター長らは、社会的疎外感が高くてもウェルビーイングが高い人は、イヌやネコに対する親密な愛着が高く、心のうちを打ち明けるような関係性を築いていることを明らかにしました。本研究は学術変革領域研究「当事者化」人間行動科学(※):相互作用する個体脳と世界の法則性と物語性の理解の一環として実施されました。この成果は2025年4月11日Frontiers in Psychologyオンライン版に掲載されました。
〈研究のポイント〉
高校生・大学生を対象に、イヌやネコとの関わり方、社会的疎外感(文化的離反尺度)、およびウェルビーイングについてのアンケートデータを解析しました。文化的離反が高いがウェルビーイングが高い人々は、ペットに対して親密な愛着を示し、重要なことを話したり、心のうちを打ち明けたりする傾向があることを発見しました。自己開示の対象としての伴侶動物が思春期の精神的健康をサポートする可能性を示唆しました。
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