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中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2025」を日本科学未来館で実施

2025年08月05日10時00分 / 提供:@Press

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA、所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-5-16、会長:足立 正之/株式会社堀場製作所 代表取締役社長)は、2025年7月23日(水)に日本科学未来館で開催した中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2025」の実施内容を公開いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/444555/LL_img_444555_1.jpg
当日の様子(1)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/444555/LL_img_444555_2.jpg
当日の様子(2)

■「JAIMA サマーサイエンススクール」とは
主に首都圏の中・高校生を対象に、参加した皆様に実際に分析機器を操作体験してもらうことで、様々な産業を支える基盤となっている分析機器および技術についての理解を深め、科学技術への関心を高めてもらうことを目的としたものです。2011年5月に開催された「ICAS 2011 公開講座」をきっかけに、JAIMA技術委員会の企画として2012年より開催しており、今年で第13回となりました(2020年は開催中止)。

■開催当日の様子
JAIMA会員から構成される技術委員会の各企業など16社の協力を得て20グループの分析機器を稼働させました。66名の参加者を3-4名のグループに分け、グループごとに1-2機種の装置を1時間ずつ、計3機種の装置の概要説明、操作体験実習を行いました。実習は、参加者が主体的に考え、装置を自ら操作することに主眼を置いて進められました。対面実習で企業担当者と楽しそうに会話しながらも、真剣に取り組む姿が見受けられました。
自由に各企業テーブルを訪問する45分間のフリータイムを2023年から実施しています。時間いっぱいまで企業担当者と参加生徒の質疑応答が行われ、非常に好評を得ました。

会場には、“一般向け体験コーナー”を併設し、今年は「ラマン分光計」と「蛍光X線分析装置」の実機体験を実施しました。日本科学未来館に来館された国内・海外からの来場者を含め、多くの方に分析機器に触れていただきました。

【参加者の感想(抜粋)】
・科学に携わる色々な仕事について知ることができ、また様々なことを解析する装置の便利さを知り、とても興味深く楽しかったです。私は将来、研究職につくことも考えているので、いつか大学で研究をすることがあったときは、本日学んだ知識を活かして、このような解析機器を活用できるようになりたいです。

・学校生活では目に触れることのない最新の分析機器を見ることができたことは、非常に刺激的な経験となりました。企業の方々から直接伺うお話は専門的でわかりやすく、大変勉強になりました。また、分析機器の重要性とそれを使いこなす技術者の専門性の高さを実感しました。

・今回の体験を通して、それらの分析機器がどこでどのように使われているのかを知ることができ、自分が学んでいる化学が実際にどのように役立っているのか、また社会の中でどのように貢献しているのかを理解する貴重な機会となりました。
今後の学習へのモチベーションにもつながり、大変有意義な体験となりました。

・本当に有意義な時間でした。普段企業の方と実際に自分の研究について相談できる機会はあまりなかったので、フリータイムの時にたくさんお話しできて、自分の研究が進みそうです。フリータイムの間にもっといろいろなところにお話し伺いたかったので、もうちょっと時間があればなと思いました。年に一度のとても貴重な体験をどうもありがとうございました。来年は受験で参加が難しいかもしれないのですが、来年も参加したいと思える本当に楽しい時間でした!

・実際の装置体験を通して、それぞれの装置の仕組みや使用方法、活用例などを、知識が少なくてもわかるように説明してくださり、たくさん学ばせていただけました。
いつか自分もこのような機器を扱えるのだろうかなどと想像すると、とてもワクワクしながら話を聞くことができ、1時間があっという間でした。

・今回来てみて自分の世界が広がった気がします!将来の夢に繋がることもたくさん知ることができ、とても有意義な時間を過ごせました。来年も絶対に来たいです!

■今後の展望
講義中心となるスクールと異なり、実際に分析機器を操作体験し、各企業の研究員と直接会話できる本サマーサイエンススクールは大変貴重な機会となっています。
開催後は参加生徒および協力企業からのアンケートを集計し、毎回、改善と新たな試みを実行しています。
当工業会では関係者の皆様のご支援をいただきながら、科学や分析機器の面白さをお伝えすることを目的に、今後もサマーサイエンススクールをはじめとする中・高校生向けイベントの開催を検討してまいります。

■実施概要・参加協力企業等
実施概要、参加協力企業等は以下の通りです。

【実施団体】
主催:一般社団法人日本分析機器工業会

【実施概要】
日時 :2025年7月23日(水)12:15~17:15
場所 :日本科学未来館
(7階 水星、金星、火星、イノベーションホール、
海王星、ロビー(1)、ガニメデ、イオ)
参加人数:66名

【協力団体・企業名:使用装置】
一般社団法人日本臨床検査薬協会
国際化学オリンピック日本委員会

アジレント・テクノロジー株式会社:フーリエ変換赤外分光光度計
:全自動電気泳動システム
オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社:輸血検査用遠心装置
大塚電子株式会社 :粒子径測定装置
:スマート膜厚計
京都電子工業株式会社 :EMS粘度計
ジーエルサイエンス株式会社 :ガスクロマトグラフ
固相抽出装置
株式会社島津製作所 :レーザー顕微鏡
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社:
リアルタイムPCR
ラテラルフローリーダー
東亜ディーケーケー株式会社 :イオンクロマトグラフ
日東精工アナリテック株式会社 :自動滴定装置
日本電子株式会社 :卓上走査電子顕微鏡
:蛍光X線分析装置
日本分光株式会社 :紫外可視分光光度計
株式会社日立ハイテク :卓上走査電子顕微鏡
株式会社日立ハイテクアナリシス :ハンドヘルド蛍光X線分析装置
株式会社堀場アドバンテスドテクノ:コンパクト水質計
株式会社堀場製作所 :蛍光吸光分光装置
株式会社リガク :単結晶X線構造解析装置
ラマン分光計/蛍光X線分析装置
(一般向け体験コーナー)

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プレスリリース提供元:@Press

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