NEDOの「官民による若手研究者発掘支援事業(若サポ)」(以下、本事業)のマッチングサポートフェーズで、大阪大学産業科学研究所・千葉大地教授らの研究グループ(以下、研究グループ)は、独自に開発してきた永久磁石法を発展させ、1回のスキャンでコンクリート構造物内部の鉄筋の配筋状態を非破壊で可視化できる新たなセンサーモジュールを開発しました。これを搭載した2次元スキャナーの試作機(以下、プロトタイプ)を用いて、コンクリート構造物の配筋状態を計測したところ、作業時間を従来比30分の1以下に短縮しました。