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交通空白解消に向けた新たなサービスの定着を、心理的要因のシミュレーションで支援する技術を開発

2025年07月25日08時10分 / 提供:PR TIMES

予約型乗り合いタクシーサービスの検証で、利用意向が約20%向上する施策を立案

富士通株式会社(注1)(以下、富士通)と国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学(注2)(以下、名古屋大学)は、交通空白解消に向けた新たな交通サービスの定着を促すために、住民の利用意向に影響を及ぼす様々な心理的要因や、そこから生じる選択行動をシミュレーション可能にする、「社会受容性モデルベースシミュレーション」(略称SAMSIM)(以下、本技術)を開発しました。社会の理解を得て受け入れられることを意味する社会受容性をモデル化し、AIを用いたデジタルリハーサル技術の要素技術と組み合わせることで、サービス定着に向けた施策を、心理的要因を踏まえて事前評価することが可能になりました。
本技術を用いて、交通空白を解消する新たな交通手段として期待されている予約型乗り合いタクシーサービスの利用意向を向上させる施策をシミュレーションした結果、広報活動の実施時期や対象を改善することで、サービスの利用意向が従来比で約20%増加しうることを確認しました。本技術は、富士通と名古屋大学が2023年に設置した富士通スモールリサーチラボ(注3)「富士通-名古屋大学ソーシャルデジタルツイン研究部門」における共同研究の成果であり、本技術のデモを2025年8月1日より、「Fujitsu Research Portal(注4)」を通して公開します。

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