2025年07月15日03時40分 / 提供:PR TIMES
2024年8月から実施の(一社)HASSYADAI socialとの協働事業
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、一般社団法人HASSYADAI social(所在地:東京都港区、代表:勝山恵一・三浦宗一郎)(以降、ハッシャダイソーシャル)と協業のもと実施していた、「高校生のキャリア教育支援プロジェクト」実施レポートを公開いたします。
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プロジェクト概要
当社が2024年8月に実施を公表した「高校生のキャリア教育支援プロジェクト」(※1)では、2024年5月から2025年3月にかけて、6つのモデル校を対象に、ハッシャダイソーシャルが中心となり、スポットワークを活用した独自のキャリア教育プログラムを提供。高校生の主体的なキャリア選択の支援を行いました。プロジェクト参加の高校生は「はたらく」ことへの理解を深める講義を受講後、夏休み期間や冬休み期間等を活用し、タイミーを通じて、複数の職種・職場での「はたらく」を体験。その後の振り返りを経て職業観を培い、主体的なキャリア選択につなげていくことを目指しました。
取組内容
- ハッシャダイソーシャルが「お仕事図鑑」を通じた「自分を知る」ための講座を実施するとともに、外的活動に向けた事前学習の実施
- その後、タイミーのプラットフォームを使った外的活動の促進(事前に生徒に対するタイミー説明会を実施)
- ハッシャダイソーシャルによる振り返りプログラム(事後学習)の実施 ※1
- 生徒の教育効果やタイミーを活用した外的活動の可能性を整理するため、教員等へのヒアリングを実施
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※ 実施予定としていた3「振り返りプログラム」については、体験の時期や学校のスケジュールを踏まえ、学校との調整の上実施しなかった。
※ 株式会社タイミーにおいては、「お仕事図鑑」や「タイミー説明会」への登壇、タイミーのサービスの活用方法等に関するハッシャダイソーシャルへの助言等を担当。
※1:タイミー、HASSYADAI socialと協働で、スポットワークを活用した 「高校生のキャリア教育支援プロジェクト」を開始 --早期離職や進路未決定等の課題解決に向けて、 リアルな就業体験と学びの機会となるインターンシッププログラムを提供
https://corp.timee.co.jp/news/detail-3343/
プロジェクトの実証高校と実施内容
プロジェクト実証校の選定においては、私立・公立、普通校・専門学科・通信制のバランスを考慮した上で、ハッシャダイソーシャルが学校との調整を行い、6つの高校を対象にしました。
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※ 「振り返りプログラム」については、体験の時期や学校のスケジュールを踏まえ、学校との調整の上実施しなかった。
※ 「タイミーの活用」について、生徒から学校側への報告を求めていない中で、学校側が把握できた人数。
※ 本プロジェクトでは、教員の負担の軽減や職種選択の幅を広げる観点から、高校生向けの個別の求人開拓をせず、タイミーのアプリ上で公開される求人(一般公開求人)を活用して実施。
※ 一般公開求人を活用するため、「学習指導要領の解説」(文部科学省)に記載される「就業体験活動」には直接は位置付けられないものと考えている。
レポート抜粋
■ 事前学習実施後の「はたらく」イメージの変容
タイミーのサービスを利用してみたいと思った生徒を対象に、タイミー説明会を実施しました。タイミーの使い方を生徒に知ってもらい、夏休み以降にかけてタイミーを使用してもらうハードルを下げることを目的にしたものです。
具体的には、ハッシャダイソーシャルの社員がファシリテーターとなり、タイミーの社員とトークセッション形式で、タイミーの機能、利用方法(登録方法、求人の探し方のコツなど)、注意事項(求人の中で特に確認が必要な事項など)について、説明を行いました。
事前学習である「お仕事図鑑」と「タイミー説明会」を実施することにより「はたらく」ことに対するイメージが前向きになる傾向が見られました。
▼「はたらく」のイメージに近いものを選んでください
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出典:HASSYADAI social
■タイミーを使った外的活動の状況
生徒によるタイミーの利用(※3)は、夏休み期間中、冬休み期間中、春休み期間中が多くなりました。夏休み期間中は、進学希望者および就職希望者が対象となり、冬休み期間中については、AO入試が終了した進学希望者や内定を得た就職希望者、春休み期間中は全生徒が対象になることが想定されます。
【タイミーによる就業事例】
今回の取組期間において、全体で6名のタイミー利用を確認しました。本取組においては、タイミーの利用に関しては、ハッシャダイソーシャルや学校側から生徒に対して参加に対して強い勧奨を求めるものではなかった(任意であった)こと、また、実際のタイミーの活用状況について学校側への報告を求めていなかったことから、把握した利用実績は低調になりました。以下については、特に利用回数が多かった2名の就業事例です。長期休暇中に実施している傾向や、多くの職種でマッチングしている傾向が見られました。
事例:生徒Aさんの事例(春休み期間中に実施)
2025年3月に計5回就業(全て異なる事業者で就業)
- 就業時間帯・仕事内容
- - 14:00-22:00(春休み) ピッキング作業
- - 8:00-12:00(春休み)荷受けスタッフ
- - 6:30-13:00(春休み)イベントの案内作業
- - 9:40-15:10(春休み)工場の作業補助
- - 12:00-17:00(春休み)ピッキング作業
- 生徒からのヒアリング内容
- - 通常のアルバイトはシフト制で部活や学校と両立できず厳しかったが、タイミーは自分のタイミングで働ける環境が合っていた。
- - タイミーは、登録も仕事探しもすごく簡単で、すぐ働けるし、その日に給料がもらえるのも助かった。高校生にとっては本当にありがたい仕組み。
- - 仕事は、工場や運送系などの作業系が多かった。相互評価のレビューで「慣れてない人が来ると大変」などの他のワーカーのコメントがあると、邪魔になりたくないという理由で避けていた。
- - 正直、お金を得るためにやっていた部分も大きい。ただ、働く経験を通じて、自分の得意・不得意や、どんな環境が自分に合うかが見えてきた。実際、作業内容はシンプルだったので、仕事に参加してる実感や、みんなと一緒にやってる連帯感は感じられた。
事例:生徒Bさんの事例(夏休み・1月中に実施)
2024年8月に3回、2025年1月に3回就業(全5事業所)
- 就業時間帯・仕事内容
- - 17:00-19:00(夏休み) スーパーのレジ業務
- - 17:00-22:00(夏休み)飲食店の洗い場・フロア案内など
- - 13:30-18:30(夏休み)プール監視スタッフ
- - 9:00-14:00(元日)スーパーのパック詰めなど
- - 16:00-20:00(1月平日)スーパーの商品陳列など
- - 16:00-21:00(1月平日) 同上
- ヒアリングは未実施
※3:タイミーのサービスは、18歳以上の年齢の方が対象となっているため、「タイミーの活用」は高校3年生(18歳以上)を対象に実施(お仕事図鑑等は全学年を対象に実施)。
考察
タイミーの働き方は、「履歴書・面接無し」「1日・時間単位の契約」「有償」という特徴があります。このことにより、これまでの就業体験活動等とは異なる実施方法と位置付けられ、以下のことが期待されます。
- 就業体験への参加ハードルを下げ、「より多く」の生徒に就業体験を提供できる
- 複数の職種・職場の「より広い」就業体験を提供できる
- 労働契約(有償)のある、実践的な「より深い」就業体験を提供できる
アンケート(自由記述)やヒアリング(教員・生徒)を通じて、仮説である「主体的なキャリア選択」などにつながると思われる内容がありました。具体的には、「基礎的・汎用的能力の育成」や「自己理解の向上」、「働くことへの不安の払拭」、「自身の強み・興味の発見」、「教員の負担の軽減」に関する意見がありました。当社としては、このような生徒・教員から得られた意見を参考に、キャリア教育におけるタイミー(スポットワーク)の貢献可能性を、今後も高校等と連携しながら探索していくことが重要と考えています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36375/363/36375-363-16d6762ba426a3a24662d3817e87d448-1442x424.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本調査の詳細は下記リンクよりご覧ください
▶https://spotwork.timee.co.jp/entry/case/social-hassyadai
※本調査を引用いただく際は出所を明示してください。
出所の記載例:株式会社タイミー スポットワーク研究所「スポットワークを活用した 「高校生のキャリア教育支援プロジェクト」の実施レポート」
会社概要
設立 :2017年8月
代表者 :小川 嶺
所在地 :東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター35階
URL :https://corp.timee.co.jp/
タイミーラボ :https://lab.timee.co.jp/
スポットワーク研究所:https://spotwork.timee.co.jp/
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