2025年06月20日14時15分 / 提供:PR TIMES
人工知能(AI)の物体認識技術を応用したスポーツのパフォーマンス分析法を開発しました。この方法を2名のテニスのサービス動作に対して用いたところ、一定の精度で、動作の類似性や相違性を判定できることが確認されました。
スポーツにおける動作の分析(パフォーマンス分析)は、選手や指導者が目視で行うことができますが、このような分析結果は、主観や経験に左右される可能性があります。そこで本研究グループは、人工知能(AI)の物体認識技術の応用を着想しました。近年、動画上の人の動作の奥行まで推定できる技術が開発されています。これにより動作間の類似、相違点を抽出し、コーチングに役立つ情報をフィードバックできる可能性がありますが、これまで、そのような報告は見当たりませんでした。
本研究では、AIによるパフォーマンス分析法を開発し、テニスのサービス動作を例に、分析の精度を調べました。この分析法は、対象とする動画をAI技術の実行環境に取り込み、類似した局面の抽出と動作が相違している骨格部位の評価を行うものです。
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