2025年07月02日15時41分 / 提供:PR TIMES
十代の投票により出版された韓国の話題作が日本上陸!
株式会社飛鳥新社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:土井尚久)は、韓国発の翻訳小説『ビスケット』を7月2日に発売いたしました。
本書は韓国ウィズダムハウス社が主催した十代の投票による文学賞「第1回ファンタジー文学賞・青少年分野大賞受賞作品」です。
「存在感がなくなった人が、目に見えなくなってしまう。そんな人たちを壊れやすさになぞらえて、ビスケットと呼ぶ」という内容が存在感に悩む中高生に共感を呼び、さらには全世代に広がっています。邦訳版は、『アーモンド』の訳者としても知られる矢島暁子さんの訳でお届けします。
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韓国で話題の小説『ビスケット』邦訳が発売!
韓国で「存在感がない人のための本」と共感の嵐!「自分は存在感がない」と感じたことのある
すべての人へ贈る1冊です。
十代の投票により出版され、全世代に反響!
2024年韓国の全図書館の司書が選ぶ「今年の1冊」に選定!
世の中には誰からも相手にされなくなり、
存在感が消えて、
目に見えなくなってしまった人たちがいる。
ぼくには、
彼ら「ビスケット」が見える。
(あらすじ)
存在感を失い、誰にも気づかれずに生きる“ビスケット”。
壊れやすく、かすかな音や気配だけを残して、ひっそりと息をひそめている。
過敏な聴覚を使ってビスケットを見つけられる少年・ジェソン。
ある日、かすかな気配を感じ取り仲間たちと救出作戦を開始するが……。
見えない存在との不思議な交流と冒険の物語。
韓国の十代から、共感の声、声、声!<審査にあたった十代の声>
いつ自分の存在感が薄くなってしまうかわからない現代社会で、傷ついた人たちに慰めと希望のメッセージを伝えている。 イ・チェユン、ナヌ中学校
私の周りにもきっとビスケットはいる。ビスケットを見つけ出して話を聞いてくれる人、その存在をみんなに気付かせてくれる人が、現実にもいたらいいなと思った。 キム・ジンソ、金海中央女子高等学校
消えてしまいそうになっている子を、簡単に崩れてしまうビスケットと表現しているのが面白いと思った。彼らに差し出す小さな手が大きな力になることがあると気付かせてくれる本だった。 ワン・ソヒョン、大田ハギ中学校
自分と自分の周囲の人たちに関心を持つことの大切さを教えてくれた。イス、ハンシン小学校
誰でもビスケットの段階を一度は経験するのかもしれない。
ビスケットを救い出す奮闘に、私も一緒に自分の中の自尊心を呼び起こしてもらった。 ヤン・ヒョンジ、チャンアン中学校
存在感について悩むことが多い私たち若い世代の力になってくれる本。 ハン・アヒョン、ヨッコク中学校
どこにでもいそうな主人公と友人たち。後半、私もビスケットを助け出すヒーローになったような気分で、本から手が離せなかった。 チョン・スアン、ソハ高等学校
日本の書店員さんから、感動の声、声、声!<日本の書店員さんの声>
まずは自分で自分を愛さなきゃいけない。わかっているけれど、周りから、ないものみたいにされ、ひどい扱いを受けたら、きっと誰だって自尊心なんて木っ端微塵になるだろう。けれど、どうか諦めないで。いつかきっと見つけてくれる人が現れるから、と希望をくれる物語だと思う。
――紀伊國屋書店相模女子大学ブックセンター 藤井亜希さん
固く閉ざされた孤独の扉を、少しずつ開いていくような、温かな勇気に満ちた物語。
心が苦しくなった時、何度も『ビスケット』を思い出したいです。
私にとって、特別なお守りのような作品です。
――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
正直申し上げますと読み始めは「アーモンド」の二番煎じっぽい作品かな?と大変失礼なことを思っていたのですが、全く違ってました!自分の存在、他者との関わり合いについて特に多感な時期の子どもたちだけでなく、自己肯定感の低い人が多いといわれる現代で、読みやすい物語として考えさせる1つのきっかけになると思います。
――須原屋コルソ店 大瀧裕子さん
存在感。人を認めることも傷つけることもできる大きな言葉だと思った。
ビスケットは大人も子供も、誰もがなりうる存在。そうならないために、傷ついても自尊心をなくさない。その力をくれる物語だった。そして、それを周りにも渡せる人でありたいと思った。用務員のおばさん!ナイス!幼馴染3人組の友情が素敵だった。
――東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん
まるで映画を1本見たかのような気分。
これは、ファンタジーの名を借りた誰もが経験する物語。人と関わり合う自分をわかってもらう。それは、言葉を持ってるからこそできることなんだと自分の周りをよく見てほしい、
見つめ直してほしいということをあらためて教えてくれる物語。
――ふたば書房京都駅八条口店 宮田修さん
学校でのいじめや家庭内の虐待などで無視されると、子供は自分を否定し、存在感を出せなくなってしまう。それが本当に、次第に誰からも視えなくなっていき最後はこの世から消えてしまう世界を描いたファンタジー。社会問題に切り込んだテーマも素晴らしかったですし、友を救うための仲間たちの協力や友情に温かい気持ちになりました。そして、想像をはるかに超える痛快なエンディングは最高でした。
――株式会社フタバ図書広報担当 水本伸一さん
存在が希薄になる現象をビスケットと呼びジェソンたちが彼らを助け出すため奔走する姿に応援しながら読みました。声を荒げる人たちの隙間で生きる者の苦痛をビスケットになぞられて表現されて、わかりやすかったし身に沁みました。
――未来屋書店入間店 佐々木知香子さん
「存在感のなさ」や「存在意義」について悩んだことのある、すべての人に刺さる物語だと思います。まずは、自分が自分のことを信じること、そして自分の周りにいる人に関心を持つこと。
用務員のおばさんやパク看護師のように、信用できるかっこいい大人もいることを、子どもたちに知ってほしいです。
――未来屋書店加西北条店 尹悠子さん
相手を認識する。顔を見合わせて語り合う。一緒に笑いあう。ネットを介さないコミュニケーションが本当に必要だということに気付かされました。居場所が見つからない子供以上大人未満の迷えるみなさんにぜひ読んでもらいたいです。
――未来屋書店相模原店 川崎美香さん
もし私がビスケットになってしまったら、存在に気づいてくれた主人公たちを信じて勇気をだして彼らの手をつかみたいし、ビスケットが見える側ならビスケットがだす信号をキャッチし手を差し伸べられような人間になりたいと強く思いました。
――未来屋書店レイクタウン店 逸見夏来さん
こんな人達と友達になりたい!
個性的で魅力溢れる高校生トリオの痛快な活躍とまっすぐな気持ちにノックアウトされました。主人公ジェソンの脱走劇にドキドキしたけれど、大事な局面にはこんな風に思いきっ
て実力行使するのも良いかも!そしてやりすぎた事にはちゃんと忠告できるおばさん、最高です。
――リブロ福生店 海老原眞紀さん
【プロフィール】
著者
キム・ソンミ(Kim Sun Mi)
ソウル生まれ。東国大学文化芸術大学院で修士号を取得。2019年第3回チュミス小説公募展で優秀賞を受賞した『殺人者へ』(2020年刊)で作家デビュー。2023年に本作『ビスケット』で第1回ウィズダムハウス子供青少年ファンタジー文学賞青少年部門大賞を受賞(同年刊)。他の著作としては2022大韓民国コンテンツ大賞ストーリー部門優秀賞を受賞した『チップレス』(2024年刊)、アンソロジー『触法少年』(2024年刊)、『花の還るところ―最後の花を守ります』(2025年刊)がある。なお、2023年第1回サーチライト公募展最優秀賞を『事件の地平線(仮題)』(未刊行)で受賞している。
訳者
矢島暁子(やじま・あきこ)
学習院大学文学部卒業。高麗大学大学院国語国文学科修士課程で国語学を専攻。訳書にソン・ウォンピョン『アーモンド』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞)『三十の反撃』(2022年同賞受賞)『プリズム』『TUBE』(以上、祥伝社)、チョ・ナムジュ『ミカンの味』(朝日新聞出版)、イ・コンニム『世界を超えて私はあなたに会いに行く』(KADOKAWA)『殺したい子』(アストラハウス)、イ・ギュテ『韓国人のこころとくらし』(彩流社)、キム・エランほか『目の眩んだ者たちの国家』(新泉社)、洪宗善ほか『世界の中のハングル』(三省堂)がある。
【書誌情報】
『ビスケット』
キム・ソンミ 著
矢島暁子 訳
価格 1650円(税込)
刊行日 2025年7月2日
【企業情報】
株式会社 飛鳥新社
所在地:東京都千代田区一ツ橋2-4-3 光文恒産ビル2F
■飛鳥新社ホームページ
http://asukashinsha.co.jp
■飛鳥新社公式ツイッター
https://twitter.com/ASUKA_SHINSHA
■飛鳥新社公式インスタグラム
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