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ロボット活用領域の拡大に向け、ソフトウエア開発基盤構築の研究開発に着手します

2025年08月05日04時40分 / 提供:PR TIMES

優れたロボットシステムで人手不足の社会課題解決を目指します

NEDOは、多彩なロボットシステムの創出を通じて多様な産業における生産性向上を実現するため、ロボット分野のソフトウエア開発基盤構築に関する研究開発事業を開始します。
このたび、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野におけるソフトウェア開発基盤構築」(以下、本事業)で、新たに3件の研究開発テーマを採択しました。本事業では、人手不足などの課題を解決する手段として社会からの期待が高まっているロボティクス技術について、ソフトウエアの品質や性能が可視化されたオープンなソフトウエア開発基盤を構築し、さまざまな開発主体が参入しやすい環境の実現を目指します。
また、本事業と連携して進める「デジタル・ロボットシステム技術基盤構築事業」(以下、デジタル・ロボット事業)でも、新たに4件の研究開発テーマを採択しました。デジタル・ロボット事業では、ロボットのシステム・インテグレーション(SI)を効率化する汎用(はんよう)的なSIモジュールを開発し、ロボットシステム構築の優れたモデル事例を創出します。
NEDOはこれら二つの事業を一体的に進め、多様な産業分野へのロボットシステムの普及を加速させつつ産業全体の効率化と技術革新の推進を目指します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135644/201/135644-201-5aab2c5ce4c7044274ef2afc6d899dbd-960x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

1.概要
ロボットは人手不足で悩む多くの産業でその活用が期待されています。しかし、これまで人手に頼ってきた現場にロボットを導入しようとすると、多品種少量生産でロボットが扱うモノが多種多様であったり、ロボット周辺の環境の変化が大きかったりなど、ロボット化の難易度が高いケースが多いのが実情です。また、ロボットの運用開始後にこれらの条件が変化することも多く、ロボットシステムの開発や運用のコストがかさみがちなことから、その導入が見送られることも多くありました。
また、従来型のロボットシステムにおいては、システムの信頼性は高いものの、ソフトウエアのプログラミング言語が各々のハードウエアごとに異なるなど、新規の開発者が参入しづらい状況にありました。
こうした中で、ロボットの導入を拡大し、新市場を加速的に創出していく上では、ソフトウエア起点で多彩なロボットシステムを創出することが重要です。そのためにも、ロボットシステムの開発の容易性や汎用性、拡張性を実現する開発環境が必要となります。
この課題を解決するために、本事業では、ロボットシステムを構成する各機能をモジュール化し、その品質や性能を可視化するソフトウエアの検証技術や各種ツールを開発・整備することで、オープンなソフトウエア開発基盤を構築します。これにより、さまざまな開発者の参入を促し、ロボットシステムを開発・導入・運用のしやすい環境を整備することで、ロボット活用の裾野が拡大することを目指します。
NEDOはこのたび、ソフトウエア開発基盤の構築に向けて研究開発テーマ3件を採択しました。また、本事業と連携して進めるデジタル・ロボット事業で研究開発テーマ4件を採択しました。NEDOはこれらの事業を通じて、さまざまな産業分野においてロボットシステムの普及を進展させ、日本が抱える社会課題の解決に貢献します。
2.採択テーマ
このたび、本事業で採択した3件の研究開発テーマでは、製造業や建設業、警備など多様な現場に向けたロボットのSIの効率化と、品質・信頼性・安全性の強化を目指すソフトウエア開発基盤の研究開発を実施します。これら3件の研究開発テーマは相互に連携するとともに、デジタル・ロボット事業で採択された4件の研究開発テーマとも連携することで、オープンで広く活用される開発環境の構築を目指します。
【事業名】ポスト5G情報通信システ厶基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野におけるソフトウェ
ア開発基盤構築
【予算】103億円(3年間合計)
【期間】2025年度~2027年度(予定)
【採択テーマおよび実施予定先】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/135644/table/201_1_4c5df4471a07b70c418b2c665919bea7.jpg?v=202508050645 ]

【事業名】デジタル・ロボットシステム技術基盤構築事業
【予算】2.3億円(2025年度)
【期間】2025年度~2029年度(予定)
【採択テーマおよび実施予定先】
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/135644/table/201_2_df861d5e1f73bc7acc8457d5f12b486b.jpg?v=202508050645 ]

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