2025年06月19日13時15分 / 提供:PR TIMES
日本寄生虫学会機関誌「Parasitology International Vol.108」に掲載予定
大幸薬品株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:柴田 高、以下、大幸薬品)は、国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所(所在:東京都新宿区、所長:俣野 哲朗、以下、感染研)との共同研究により、「木(もく)クレオソート」が、魚介類に寄生するアニサキスの運動を抑制する働きがあることを、大幸薬品としては初となる動物を用いた実験で確認。大幸薬品並びに感染研と本研究について共同執筆した論文「アニサキス症に対する木クレオソートの効果」として、2025年10月発行の日本寄生虫学会の機関誌「Parasitology International Vol.108」に掲載予定です。
厚生労働省による食中毒統計調査によると、食中毒の発生件数は2021年以降増加しており、2024年の食中毒発生件数は1,037件と発表されました。そのうちアニサキスによる食中毒は330件で原因物質別では最多でした。アニサキス症は、生(なま)あるいは調理不充分な魚介類を摂食数時間後、突然の腹痛に見舞われる、日本の魚介の生食文化にも関連する特徴的疾患です。ただし、近年では、和食様式が世界各国へと普及するに伴い、多くの国々でも問題視されている食中毒症状の一つとされています。
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