誰もが一度は耳にしたことがある、夏の名曲・久石譲「Summer」。
北野武監督作『菊次郎の夏』(1999)のメインテーマとして誕生して以来、数多くのCMや映像作品を彩り、日本の“夏の原風景”として、多くの人々の記憶に刻まれてきた本楽曲が、ついに短編映像として作品化された。公開からわずか1ヶ月で200万回再生を突破する快挙を記録している。
舞台となるのは、来春に廃校を迎える西伊豆の高校。校内放送部に所属する生徒たちが「最後の夏」に挑む青春の記録を、セリフのない映像と「Summer」の旋律で紡ぎ出す。日常の何気ない風景が、音楽と重なり合うことで、瑞々しくも切ない青春の一瞬を映し出していく。