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mRNAを標的とした創薬研究を行うリボルナバイオサイエンス、総額7.7億円の資金調達を実施

2025年06月25日12時00分 / 提供:PR TIMES

~早期臨床入りに向けて、開発体制を強化~

遺伝性希少疾患のような、アンメット・メディカルニーズ (*)の高い医薬品の研究開発を行う株式会社リボルナバイオサイエンス(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:富士晃嗣、以下、「当社」)はこの度、既存株主及び新規投資家を引受先とする第三者割当増資により総額7.7億円の資金調達を実施いたしました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78945/13/78945-13-0a4cc15e14ea1808d65c79ffafb6642d-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[創薬パイプライン強化に向けた資金調達の背景]
当社は2018年の創業以来、遺伝性希少疾患を対象に、RNAを標的とする経口での服薬が可能な低分子医薬品の研究開発に取り組んできました。
疾患の原因タンパク質を狙うこれまでの手法では治療が困難であった難治性疾患や希少性疾患に対し、タンパク質生成の基となるRNAを直接標的とする当社の手法を用いることで、根本的、効果的な治療薬の開発が可能になります。そのため、国内外の製薬企業の多くが注目している分野であり、新しいモダリティとして、今後も大きな成長が期待されています。

当社では、人の体内に実在する全長・3次元構造のRNAを試験管内で再現することに成功。独自の創薬基盤技術に活かすことで、卓越したRNA選択性を示す低分子化合物の同定を可能にし、副作用が少なく薬理効果が高い治療薬開発の蓋然性を高めてきました。独自の創薬基盤技術と研究成果は国内外の大手製薬企業からも評価され、米国バイオジェン社(2021年)、キッセイ薬品工業(2024年)、小野薬品工業(2025年)との共同研究、ライセンス契約締結に結びついています。

そしてこの度、前頭側頭型認知症をはじめとする複数の自社パイプラインにおいて競合薬のプロファイルを遥かに凌駕する臨床候補化合物を見出すことにも成功し、次の開発フェーズに向けて準備を開始いたしました。今回調達した資金は、当社パイプラインの前臨床試験推進および創薬基盤技術の更なる強化に用いられます。

[今後の展開]
引き続き、有望パイプラインの早期臨床入りに向けて取り組んでまいります。患者数が数百万人規模にも及ぶ遺伝性疾患をはじめとしたアンメット・メディカルニーズの高い疾患に対し、革新的な治療薬を、自宅で服用可能な経口剤で提供することで、患者様のQuality of Life (QOL)の向上と医療社会への貢献を目指します。

[引受先からのコメント]

<新規投資家>
横浜キャピタル株式会社 投資部 岡嶋 健太
この度私ども横浜キャピタルは富士CEO率いる株式会社リボルナバイオサイエンス様に出資をさせていただきました。素晴らしい株主の皆様とともにご一緒できること大変嬉しく存じます。今回の資金調達により当社がさらに成長し、遺伝性希少疾患に苦しむ多くの患者様を救うことができることを期待しています。横浜キャピタルは今後も横浜銀行グループのネットワークを生かし、当社の企業価値向上に向けたサポートを行って参ります。

UntroD Capital Japan株式会社 グロースマネージャー 三井 善夫
リボルナバイオサイエンスは、生体内RNAの構造を再現することで、高いRNA選択性を持つ低分子化合物のスクリーニング技術を生み出しました。低分子化合物は合成の容易さや経口摂取が可能な特性から多くの医薬品に用いられていますが、タンパク質に比べ単純な化学構造を有するRNAとの相性は悪く、RNAを標的とできる低分子化合物はほとんど開発されていません。同社は独自技術により、治療選択肢が無い疾患に加え、既存医薬品とも一線を画す、高薬効・低毒性・利便性を備えた治療薬の開発を進めています。弊社も本出資を通じ、他の株主の皆様と共に、世界の治療を変えるリボルナバイオサイエンスを支援して参ります。

ごうぎんキャピタル株式会社 代表取締役社長 井田 修一
新薬開発の効率化と、幅広い疾患領域への応用が可能な独自の創薬プラットフォームに高い将来性を感じ、このたび出資させていただきました。本出資を通じて、当社が描く医療社会の実現に向けて共に歩んでいけることを嬉しく思います。
難病と向き合う患者様やそのご家族に、よりよい治療の選択肢が届けられることを期待しております。

ICMG Ventures Pte. Ltd. General Partner 舩橋 元
リボルナバイオサイエンス社は、ヒト生体内に実在するRNAの3次元構造を用いた独自のスクリーニング手法によりRNA創薬を変革する、社会的インパクトのある会社です。また、既に複数の大手製薬企業とのライセンス契約を成功させており、市場からも評価される高いポテンシャルを持っていると考えております。「世界中の意志ある仲間と未来を共創する」をパーパスとするICMG Groupとして、リボルナバイオサイエンス社とグローバルプレイヤーとの共創を推進する事業共創パートナーとして、持続的な成長をご支援してまいります。

<既存投資家>
ニッセイ・キャピタル株式会社 代表取締役 秋山 直紀
前回ラウンドに続きリボルナバイオサイエンス社に追加投資させていただきました。前回投資実行時よりリードプログラムの開発が進捗しており、新たに数件の製薬会社との共同研究が開始される等、着実に事業進捗しております。本資金調達にて、リボルナバイオサイエンス社における創薬プログラムの開発が一層加速され、一日でも早く患者さんに画期的な治療薬が届くよう、引き続き支援してまいります。

Angel Bridge株式会社 代表取締役 河西 佑太郎
前回の資金調達に続き、今回も出資させていただきました。リボルナ社のmRNAを標的とした創薬技術はグローバルのメガファーマや国内大手製薬会社からも引き合いが強く、直近1年間だけでも大型のパイプラインを含め、3つの新規案件を獲得できています。また、競合の化合物に対しても優位性のある化合物も特定できており、事業開発力と技術力の両面を高く評価させていただきました。今後リボルナ社の技術によって、より多くの患者の皆さまが明るい未来を生きていけるよう、弊社としても支援してまいります。

東邦ホールディングス株式会社 代表取締役 CEO 兼 CFO 枝廣 弘巳
リボルナバイオサイエンス社が保有するRNAを標的とした独自の創薬技術プラットフォームは、従来アプローチが難しかった創薬標的を攻略するブレークスルー技術となる可能性を秘めています。
東邦ホールディングスは、今回の出資により当社の物流・流通機能を通じてリボルナバイオサイエンス社の経口型低分子医薬品等の創薬活動を支援するとともに、がんや遺伝性疾患など満たされない医療ニーズの高い領域に新たな医薬品が創製されることを期待しております。

[代表取締役 富士晃嗣のコメント]
前回に引き続きご支援下さった既存投資家のみなさま、そして新たにご出資賜った新規投資家のみなさまにまずは心より御礼申し上げます。今回調達した資金をもとに、自社パイプラインの前臨床試験を推し進め、早期臨床入りを目指します。また、当社ではこの度、競合他社のスクリーニング技術では得ることのない高い生物活性を持つ低分子化合物の同定に成功しており、適応疾患の拡大と創薬の成功確率を大幅に高めることが期待されます。新薬の開発を心待ちにしている患者様とそのご家族に、一日でも早く画期的な治療薬をお届けできるよう、RNA創薬の発展をけん引するフロントランナーとして、医療社会に貢献していく所存です。

株式会社リボルナバイオサイエンスについて
当社は、ヒトの生体内に実在するRNAの3次元構造を用いた独自のスクリーニング手法を通じて、RNAに高い親和性を示す低分子化合物を同定し、RNA機能の正常化により根本治療効果を示す経口型医薬品を創出する研究開発を行っております。遺伝性希少疾患に苦しむ患者さんとそのご家族が、生まれ変わったと実感できる新薬を一日でも早く提供できるよう、研究事業を推進し医療社会に貢献してまいります。

(*) アンメット・メディカルニーズ:アンメット・メディカルニーズ(Unmet Medical Needs)とは、いまだに有効な治療法が存在しない、または十分に満たされていない医療ニーズのことを指します。がんやアルツハイマー病のような重篤な疾患、あるいは希少疾患などが該当します。これらの病気に対しては、患者さんや医療従事者から新しい治療法の登場が強く望まれているにもかかわらず、現時点では満足のいく治療手段が存在していません。

[会社概要]
社 名 株式会社リボルナバイオサイエンス
創 業 2018年2月
本社所在地 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1
事 業 内 容 遺伝性希少疾患を対象としたRNAを標的とする低分子医薬品の研究開発
代表取締役 富士晃嗣
URL: http://rebornabiosciences.com

【お問い合わせ先】
株式会社リボルナバイオサイエンス 総務経理部
お問い合わせフォーム:https://rebornabiosciences.com/contact
株式会社リボルナバイオサイエンスホームページ:https://rebornabiosciences.com

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