2025年10月06日04時40分 / 提供:PR TIMES
ヴェルヌクリスタル株式会社(本社:長野県長野市、代表取締役社長:田中厚志、以下当社)の「リチウムイオン電池のドライプロセス製造のための正極活物質・バインダーの複合化工程開発」に関する研究提案が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)2025年度「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」ステージゲート審査を通過し、フェーズBに進むこととなりました。
当社は2024年度に同事業のフェーズAに採択され、信州大学と共同でドライプロセスの実現に向けた基盤技術の検証を進めてまいりました。今回のフェーズB移行により、研究開発は次のステージに進み、産業応用に直結する実用化に向けた開発を加速いたします。
従来のリチウムイオン電池の製造工程では、溶媒を用いたウェットプロセスが一般的であり、乾燥や溶媒回収に大きなエネルギーを要することから、コスト増大やCO2排出量の増加が課題となっていました。これに対し、当社が開発するドライプロセスは溶媒を使用せずに電極を製造する革新的手法であり、製造プロセスの省エネルギー化、低コスト化、環境負荷の大幅な低減に貢献できると期待されています。
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