旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

有機給食の導入・発展を応援する“オーガニック給食推進助成” (対象:保育施設、教育機関、市民団体、生産者、給食配給業者等)の2026年度公募を開始しました!

2025年11月22日06時10分 / 提供:PR TIMES

公表ページ:https://www.actbeyondtrust.org/info/21680/

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153768/6/153768-6-60a7d1fed53ab9db03f1efe4cadd0684-3900x2602.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

環境分野の民間助成団体である一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(所在地:東京都世田谷区、代表理事:星川淳、以下abt)は、昨年、オーガニック給食を普及・推進する公募助成プログラムを新設しました。このたび、2回目となる2026年度助成を公募します。

アクト・ビヨンド・トラスト(abt)は2010年の設立以来、ネオニコチノイドと呼ばれる種類の農薬に関する調査・研究や、農薬に頼らない農業を進める活動を、助成という形でサポートしてきました。

1990年代に登場し、害虫防除のために広く使用されるようになったネオニコチノイド系農薬。植物の根などから内部に浸透する性質があるため、表面を洗っても除去できず、さらに環境中で分解されにくいことから、長期間にわたって残留することがわかっています。近年の研究では、その強い神経毒性により、昆虫だけでなくヒトを含む哺乳類の神経伝達や発達にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。こうしたリスクがあるにもかかわらず、多くの日本人はその存在を認識しないまま、日常的に米や野菜、飲料、加工食品などを通じてこの強力な殺虫剤を摂取しているのが現状です。

国は未来の子どもたちの健康を守るために大きな一歩を踏み出しました。2020年に有機農業推進に関する基本的な方針が示された後、2023年にはみどりの食料システム法が制定され、環境と調和のとれた食料システムの確立に関する基本理念などを定め、農林漁業および食品産業の持続的な発展、環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図るとされています。また、そのような目標を達成するために、全国の地方自治体がオーガニックビレッジ宣言を行ない始め、各地の教育機関や市民団体の活動を後押ししています。そのような行政の後押しを受け、2023年度中に学校給食で有機農産物を使用した自治体が278市区町村となったことを農水省が公表しました(2022年度の4割増し)。オーガニックビレッジを宣言した自治体数に比例して、オーガニック給食はさらに増えると予想されます。
※2025年8月29日時点で、全国150の市区町村がオーガニックビレッジを宣言しています。

けれども、有機農作物の生産と調達、調理スタッフの確保や育成、事業を支えるための資金的な問題など、オーガニック給食を取り巻く課題はまだまだ山積みです。各地で芽生え始めたこの素晴らしいオーガニック給食の動きを普及・進展させるためには、個人や団体に対する資金的支援とともに、オーガニック給食にまつわる課題やノウハウを市民社会で広く共有していくことが重要であると考えました。

本助成プログラムは、幼稚園や保育園、小学校などの教育機関をはじめ、オーガニック給食の実現に向けて活動する市民団体や個人、生産者、さまざまな事業者を対象とします。農薬の影響を受けやすい成長過程にある子どもたちの健康を守る社会をめざして、たくさんの意欲的なご応募をお待ちしております。

【応募資格】
給食のオーガニック化(慣行農法による農作物や加工品を使用しないこと)をめざしている下記の団体や個人〔※地域、法人格、活動実績は問いません〕
●幼稚園(こども園)や保育園、小学校、中学校、特別支援学級など〔※公立、私立は問いません〕
●地域のオーガニック給食実現に向けて協力・連携している市民団体(ボランティアグループ、NPO/NGO、子ども食堂)や個人
●オーガニック給食を提供している有機農産物の生産者や配給業者(小売事業者、飲食サービス事業者、加工食品製造事業者、流通事業者)〔※具体的な上記の保育施設や教育機関とのコラボレーションによる申請であることが条件〕

【応募受付期間】 2025年11月22日(土)~12月31日(水)
※12月27日(土)~1月4日(日)は、事務局を休業させていただきます。休業期間中は問い合わせなどへの対応ができませんので、ご了承ください。

【助成対象活動】
●オーガニックな給食を提供する活動
例:幼稚園や保育園、子ども食堂などで提供する給食を有機の食材に転換しようとする具体的な試み(週1回あるいは月1回のオーガニック給食DAY開催など)
●オーガニック給食の実現・継続をめざす準備活動
例:仕入れ先(生産者)の探索、栄養士・調理師・コーディネーターの育成・探索、自治体や協力機関に対する折衝、実行委員会の組織化、活動を進めるための合意形成など
●オーガニック給食をさらに普及させるためのPRやロビー活動
例:自治体や政府に対するロビー活動、市民対象の普及啓発イベント(食育授業や調理教室、映画上映など)の開催、情報発信の活動

【助成額】
◎はじめの一歩コース/上限10万円……オーガニック給食を取り組み始めたい申請者向け
◎ジャンプアップコース/上限50万円……実施している活動を飛躍・普及させたい申請者向け
※コースによって申請書の書式が異なります。ご注意ください。

【さいごに】
2025年9~10月に実施したクラウドファンディング「子どもたちに健康な未来を届けたい! 全国のオーガニック給食を支援するプロジェクト」には、83名の支援者から計700,261円のご寄付が寄せられました。市民のみなさまからいただいた温かいご寄付は、このたびの「オーガニック給食推進助成」の原資として活用し、オーガニック給食の輪を全国に広げ、未来の子どもたちへ「農薬リスクを回避できる、健康で安全な社会」を手渡すための大切な原動力とさせていただきます。

■本件に関する連絡先
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト 担当:美濃部
TEL:03-6665-0816(代表) E-mail:minobe@actbeyondtrust.org
※12月27日(土)~1月4日(日)は、事務局は休業させていただきます。休業期間中は問い合わせなどへの対応ができなくなりますのでご了承ください。

■団体概要
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストは、自然環境と人間生活の調和をめざす市民やNGOの活動を支援する民間の助成団体として2010年末に設立され、問題解決のための具体的・効果的・創造的なアクションを応援しています。他の助成財団や公的資金からの支援を受けにくい取り組みに目を向け、「オーガニックシフト」「エネルギーシフト」「東アジア エコ&ピースシフト」の3部門で、2024年度までに合計217件、総額264,244,850円の助成を行なってきました。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

リリースカテゴリのその他の記事

地図を探す

今すぐ地図を見る

地図サービス

コンテンツ

電話帳

マピオンニュース ページ上部へ戻る