映画『八犬伝』『はたらく細胞』『陰陽師0』で第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その演技力にも定評がある板垣李光人。この秋公開の『ミーツ・ザ・ワールド』では、歌舞伎町のNo.1ホストという役どころで金髪ヘアに軽快なトークを繰り広げ、新境地を開拓。誰からも愛されたい役の寂しさに寄り添いながら、今作に登場する生きづらさを抱える主人公たちの心情を汲み取ったお芝居を体現していた。自分とは価値観が違うキャラクターを演じたことで、自分自身にいろいろ気づきがあったようで――。
アサヒを演じるのに一番大事にしたのは「寂しさを持っているところ」