2025年08月13日12時00分 / 提供:ぴあニュース
たった80年前。平和な海が戦場だった時代。どんな時も、激戦により海に投げだされた仲間たちを救い、必ず共に日本に還って来た一隻の駆逐艦があった。その名を「雪風」。いつしか海軍ではこの艦を“幸運艦”と呼ぶようになる――。
そんな、太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」の史実をもとに、戦中から戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を、壮大なスケールで描いたのが、映画『雪風』だ。
「雪風」に命を救われた乗員の一人であり、「雪風」の若き水雷員・井上壮太役を演じるのは、『MOTHER マザー』の衝撃的なデビューから、日本アカデミー賞新人俳優賞やブルーリボン賞新人賞などを受賞、日曜劇場「御上先生」など、様々な難役を見事に演じ抜き称賛を浴びる奥平大兼。戦後80年の今、初の戦争映画に挑む彼の決意と想いを聞いた。