2024年04月22日21時00分 / 提供:新刊JPニュース
「ZEN(禅)」という言葉は、世界各国どこでも通用する国際語になり、とくに欧米での関心は高まっている。体のトレーニングと同様に、健やかな心の力を維持し、毎日気分よく過ごすためにも心のトレーニングも必要。禅の修行は、そのような心のトレーニングになるのだ。
◾️「欲」「怒り」「愚かさ」…人の業から距離を置く禅の教え
『捨てること、離れること』(升野俊明著、大和書房刊)では、曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授の升野俊明氏が、快適に心軽やかに過ごすための「捨てる」「離れる」禅的思考を紹介する。
禅の考え方は、体で会得するもの。そのために禅僧は日々、修行に励んでいる。禅の修行はひたすら坐禅をしたり、厳しいものを想像するかもしれないが、そんなことはなく、普段の生活の中でもできる行がたくさんあるという。