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「好き」が仕事に!漢字ハカセの進んだ道は

2022年11月01日18時00分 / 提供:新刊JPニュース

漢字に関する政策作り、辞書の編纂などに関わっている漢字学者の笹原宏之氏。子供の頃から「漢字ハカセ」と呼ばれ、好きなことを仕事にした笹原氏だが、どのように漢字学者になったのか。

『漢字ハカセ、研究者になる』(笹原宏之著、岩波書店刊)では、早稲田大学社会科学総合学術院教授の笹原宏之氏が、さまざまな当て字を得意になって書いていた小学校時代、秋桜をコスモスと読むのが許せなかった中学時代、進路に悩んだ高校時代、地名漢字を調べに出かけた現地調査など、漢字にまつわるエピソードを交えながら、漢字の魅力や研究者への道のりを綴る。
■「タコ」の文字がきっかけに 漢字博士が学者を目指したきっかけ
笹原氏が漢字の研究者になる第一歩となったのが、小学生のときに偶然出会った漢和辞典だという。小学5年生のある日、クラスメイトのS君が転校生のM君に「鮹」という字を書いて見せ、「これ、なんて読むか知っている?」と訪ねていた。笹原氏は、父が子供の頃に読んでいた『蛸の八ちゃん』という漫画の復刻版を父に見せてもらっていた。『蛸の八ちゃん』の「蛸」にはふりがなで「たこ」とあったので「あのタコのことだろう。でも、タコは虫偏じゃなかったかな?」と意外に感じる。

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