※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
芹との関係を巡って妻に疑念を抱かれ、離婚を求められた夫は、自身の軽率な行動を悔い、謝罪します。妻は芹と電話で直接対峙しますが、芹は強気な態度を崩しません。妻は夫に離婚届にサインだけさせ、提出は保留にすることに。これは夫への信頼からではなく、芹への怒りと意地によるものでした。信頼を取り戻したい一心で、夫は芹に「今後は仕事以外の連絡はとらない」ときっぱり告げますが、芹は「それ、奥さんに言わされてるんでしょ?」と取り合おうとせず、「次は私が相談に乗る」と勘違い発言まで口にするのでした。