2025年08月13日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
夫と同僚・芹の距離に疑念を抱いた妻は、離婚を宣言します。以前、芹を地元に送った際、ホテルの予約が取れていないと言われ、夫は同じホテルに宿泊することに。数時間後、芹から思い詰めた様子で連絡があり、夫は慌てて駆けつけます。芹は「部屋で話を聞いてほしい」と頼み、夫婦関係の悩みを涙ながらに語ります。そして「告白していればよかった」と過去の想いをぶつけ、「好きだったでしょ?」と問いかけます。彼女がこれ以上思い詰めないよう、たしかに好きだったと伝えた夫。「すれ違っちゃったんだね…」という言葉には違和感を抱きつつも、今はそれぞれ大切な人がいると伝えるのでした。
■既婚者にあるまじき頼みごと…!?
■芹が寝たら自分の部屋に戻るつもりだったのに…
■目を覚ました時にはもう…
芹から「また変なことを考えてしまわないように、寝るまでそばにいてほしい」と頼まれた夫は、その願いを受け入れます。
しかし、お酒が入っていたこともあり、芹よりも先にうたた寝してしまいます。目を覚ますと、すでに朝。気づけば芹の部屋で一夜を明かしていたのです。
やましいことはなかったにせよ、既婚者同士が同じ部屋で夜を過ごすことに、胸を張れるはずもなく、夫は複雑な思いを抱えるのでした。
(スズ)