2025年08月19日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
夫は、妻の心を酷く追い詰めたことを謝罪し、「再び傷つけたら即離婚」という条件で関係修復を始めました。しかし、妻に隠れて進めていた新居建設中に、担当者と不適切な関係に発展。出産後、興信所を使ってすべてを把握していた妻から離婚を宣言されます。義母にも見限られ、夫は家族とも絶縁状態に。離婚後、夫はローン返済が困難となり、海の家を安値で売却。養育費や慰謝料も重なり、多額の借金を抱えています。社内では、彼が魅力的に見える一方で、妻への圧力や裏切りの噂、多額の借金や、部長とともに女性蔑視が酷かったと囁かれていました。
■噂が広まっていることは当然夫の耳にも入り…
■愛していたのは紛れもない事実なのに…
■妻と別れた今となって夫が思うこと
■今唯一自分にできることは…
夫は、離婚後も「自分は本当に妻を愛していた、自分のすべてを受け入れてほしかった」と思い続けていました。しかし、その思いを叶えるために何をすればよかったのか、今もなお理解できていないようです。
すべてを失った今になってようやく、その大きな代償に気づき、誠意を示す覚悟と努力が足りなかったことを深く後悔しています。
復縁はもう叶わないと悟った夫に残されたのは、ただただ妻と子どもの幸せを心から願うことだけでした。
(まるき八郎)