2025年08月18日21時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
前の話を読む。帰路の電車でゆりこは満席の優先席の近くに立つ。しかし誰も妊婦であるゆりこに席を譲らず…。
■ここ、優先席ですけど!?
■爆発寸前!
■怒りをグッと飲み込み…
■もういいや…
優先席に座る女性は、ゆりこをひと目見ただけで、席を譲ろうとはしませんでした。その態度に、ゆりこは苛立ちを隠せません。
…とはいえ、「席を譲ってください」と面と向かって言う勇気もなく。目の前の女性が、かつての自分と同じような態度だったことにも、気づけずにいました。
譲られないことで、すっかり悲劇のヒロイン気取りになってしまったゆりこは、
悲しさを抱えたまま、その場を離れようとします。
そのとき! 後ろから、誰かの声がしました。 …え? 誰?
※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
(神谷もち)