2025年06月14日08時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
孤独な夜、突然のメッセージ
夜、自宅のソファに沈み込んでいました。目はスマートフォンの画面を見つめていましたが、何も頭に入ってきません。
“正しいことをした”はずなのに…。それなのに、味方が誰ひとりいないという現実に、心が押しつぶされ、少しだけ、気持ちが折れてしまいそうでした。
そのとき、通知音が鳴りました。
社内チャットのDM。“匿名モード”で、誰からかは表示されていません。
一瞬、指が止まりました。でも、メッセージはこう続いていました。
【あなたが見たこと、感じたことは間違っていません】
【証言は難しいけれど、“伝える方法”はあります】
思わず息をのみました。誰かが、見てくれていた。誰かが、知ってくれていたのです。
味方がいた…その事実が支えに
誰が送ってくれたのかはわかりません。 名前も、部署も不明のままです。けれど、それで十分でした。
“誰かが味方でいてくれる”
その、たったひとつの事実が、冷えきっていた心にそっと火を灯してくれたのです。
(私は、ひとりじゃなかった)
スマートフォンを胸に抱きしめるようにして、私はそっと目を閉じました。 涙は出ませんでした。 その代わりに、かすかな微笑みが浮かびました。
(きっと、道はある。今は、それを信じて進んでいこう)
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)