2024年07月28日09時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
忙しい日々の中で、私には最近、ある悩みがありました。
それは…便秘。
去年からダイエットを始め、食べる量が減ったせいかとも思っていたのですが、食物繊維は多く摂っているし、水分もたくさん摂っている…。
なのにそれは、産みの苦しみのような苦痛を伴うようになっていました。
■食事には気を付けているのに…
しかし、その便秘。
友人に誘われカフェやファミレスに行くと、なぜか便意を催す、という不思議な現象が現れるようになっていました。
おいしいコーヒーやパンケーキを食べにきたのに、なぜかトイレに駆け込むことになる。
友人にもお店にも申し訳ない、憂うつな状態に私はかれこれ半年以上、陥っていました。
ある日、持病でお世話になっている主治医の先生に、そんな状態をポロっと話した時でした。
主治医の先生から、思わぬ言葉が飛び出たのです。
「あーそれ、家でリラックスできてないんだよ」
えっ…?
■お母さん特有の職業病
家でリラックスできていない…?
どこよりも居心地の良いはずの自宅で…!?
突然の発言に私が言葉を失っていると、先生は続けます。
「たんこさん、前から“家では血圧が高い”って言ってたよね?」
「は、はい…」
私は毎月の通院の度に病院で血圧を測るのですが、これが不思議なことに、自宅で測るより低く出るのです。
肢位を変えても血圧計を変えても、自宅の方が血圧が高い状況は変わりません。
一般的には、病院や白衣に対する緊張感で病院で計測すると血圧が高くなってしまう、“白衣高血圧”が多く知られているのですが、私はなぜか病院で計測する方が血圧が低いという不思議な現象がもう10年近く続いていました。
長い闘病生活で病院慣れしてしまい、「病院ならぶっ倒れてもどうにかなる!」という安心感のせいからかな…? と思っていたのですが、まさか、家でリラックスできていないせいだとは…。
「似たようなもので、職場で血圧が上がる“職場高血圧”ってものがあるんだけど、お母さんって自宅が職場みたいなもんでしょ? それで、臨戦態勢になってて…」
た、確かに…。
私は基本、在宅ワーカー。
家事育児、仕事も自宅で戦うことになります。
「血圧が高くなるだけでなく、排便ってものはリラックスしてないとできないから、交感神経優位という戦闘モードだと、出ないんだよ」
せ、戦闘モード…!
■なかなか一息つくのが難しい
確かに私は、家だとずっと戦闘モード。
せっかちで心配性な性格も影響し、家ではずっとガサガサ動いていて、横になってゆっくりテレビを見る、ということもできない性格です。
無論、一番の排便チャンスである朝なんて、ゆっくりトイレに入ることもできません。
確かにこれでは、副交感神経なんて、便なんて出てきやしない…。
だから、ホッと一息つけるカフェでリラックスして催してしまっていたのか…。
結局、このお話によって私は整腸剤をいただくことになったのですが、戦闘モードにより無意識に便意に『すっこんでろ!!』してしまっている私にとっては、あまり決定的な解決策にはならず。
あくまでも、自宅でホッと一息をつけるようになることが、一番の解決策だそうです。
もちろん、便秘ひとつでも重大な疾患が隠れている可能性があるので、まずは病院を受診することが第一なのですが、こういうパターンがあるということも覚えておいていただきたいな、と思います。
私も念のため大腸カメラをしたうえで、先生から“リラックスできていないだけ”と太鼓判を押していただきました。
子どもたちも、まだまだ目を離すと何をするかわからないし、遊ぶにしてもケンカするにしてもにぎやかな我が家。
穏やかな時間を過ごすことは、なかなか難易度が高いのですが、少しずつ一息つける時間を作っていこうと思います。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。