2024年07月08日17時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
ある夏の日。大学3年生の主人公が家に帰ると、朝かけたはずのドアの鍵が開いていました。
その日家を出る時、隣に住む看護師さんが帰宅するところでした。不規則な勤務時間なので朝帰宅することは不思議ではありません。会釈しても返してくれないので接点はありませんでしたが、他の住民とも顔見知りではないのでとくに不思議には思っていませんでした。他にも出かけるときに不審な点はありませんでした。
その後学校に行き、アルバイトを終えて帰ってきたところ鍵が開ていることに気付いたのでした。
鍵を開けたのはいったい誰?
警察を呼ぶべき…?
足あとは外に向かっている…
警察に相談しようにも、中を見てみないことには状況がわからない。そう思ってドアを開けてしまいました。本当はドアを開ける前に人を呼んだ方が安全だったかもしれませんね。
しかしドアを開けると中には驚きの光景が。家の中から外に向かって足あとが続いていたのです。外に向かっている…ということは侵入者はもう中にいないということ、かもしれませんが、念のためその場を離れることを考えました。
その時目に入ったのがきれいに折りたたまれて玄関に落ちていた1枚の紙。これは侵入者が落としたもの…?