2024年04月03日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
このお話は作者エェコさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。個人の特定を防ぐため、脚色を加えてあります。
■前回のあらすじ
正子は親友だと思っていたキヨに婚外恋愛の隠れ蓑にされてしまいます。キヨと恋人の武夫の企みはすべてバレ、当事者で集まって話し合いが行われることになりました。元妻と正子の父から慰謝料を請求された武夫は自分の罪を認めず、もっと早くキヨを切っておけばよかったと言います。その発言を聞いたキヨは、「お金を払わなければ続けていけるなら、お金のいらない世界で一緒になろう」と刃物を持って武夫に迫るのでした。
武夫の前に立ちはだかったのは…
正子がキヨを止める理由
果敢にも武夫の前に立ちはだかりキヨを制したのは、被害者である正子でした。
武夫をかばうのかと聞くキヨでしたが、正子は臆せずキヨを諭します。武夫がキヨのために何もしてくれたことがないこと。しかしキヨの両親はキヨに代わって謝り頭を下げ続けたこと。キヨを愛しているのは武夫ではなく、両親であることを訴えました。
自分も両親に見守られ、両親の愛情によって立ち直ってこの場に来ている正子だからこそ気づけたことかもしれません。
しかし、正子の言葉は今のキヨに届くのでしょうか…?