■これまでのあらすじ
大好きな兄が結婚すると聞いた主人公・祭。しかし婚約者だと紹介されたのは、小学校の頃、祭を奴隷のように扱ってきた同級生・ゆかりでした。辛い記憶がフラッシュバックして顔面蒼白になる祭。ゆかりと兄の結婚を許すまいと、兄の前でゆかりにたくさん酷いことをされてきたと打ち明けます。分が悪いのか祭とふたりきりになろうとするゆかりに抗うと、顔色を変えたゆかり。涙ぐみながら当時のことを「悪ふざけが過ぎた」と謝り、兄を味方につけます。「これから姉妹になって仲良くなりたい」と話しながらほくそ笑むゆかりに祭はゾッとするのでした。