2024年03月25日12時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
現在無職で借金のある夫と交際相手の綾乃の共謀によって、最愛の息子ゆうたと離れ離れになってしまったさくらは、子の引き渡しを求め審判を申し立てる。どこにいるのかもわからない、怖い思いをしているかもしれない…。1日も早くゆうたを取り戻したい一心で審判に向かうが、夫はさくらがゆうたに手を上げたと言い、さらに綾乃に対しても同じような行為をしたと主張。しかしその後さくらから出された証拠には、夫が借金の返済のため家のお金を盗む様子、綾乃を自宅に上げていた様子が映っていた。そこで審判員たちは夫の主張がウソだと認識し、ゆうたに誰に傷つけられたのか聞こうとするが、さくらは自分もすでに尋ねたが、ゆうたは泣きながら「誰でもない…」と答えたことを打ち明けるのだった。
■誰でもない…!?
息子を傷つけたのは誰だったのか…。
その場面はビデオカメラには映っていませんでした。
私は直接息子に聞きましたがその答えは…。
「叩かれていない」
夫がやったことなのか聞いてみるも泣いて否定するばかり…。
さらに「自分が悪い子だったから」と、自分が悪かったせいだと言う息子。
誰かをかばっているようにも見えました。
■誰かをかばってる!?
もし本当に息子が夫をかばっているのだとすれば、その理由は…?
息子は夫のことが好きでした。ご飯を作ってくれなくても、たまにしか遊んでくれなくても…。
夫は確かに息子にやさしかったんです。
私たち夫婦のことを知らないあの子にとって、そのやさしいパパがいてくれるだけでよかったのだと思います。
私は、そんな息子を言い訳にしてずっと夫との問題から目を逸らしていました。
その結果、息子をつらい目に合わせてしまったのです…。