2024年01月18日17時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
この度の能登半島地震で、犠牲になられた方々へお悔やみを申し上げるとともに、被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
昨年2023年は、個人的に、悲しい出来事からスタートした一年だったので…2024年こそは良い一年にするぞ!と意気込んでいました。
しかし、元日から悲しいニュースが続き、初っ端から先行き不安ですよね。
被災された方々が一日も早く普通の生活に戻れるように、遠くからですが応援しています。
今回は1年前、2023年の初めに、わが家で起きた悲しい出来事について書こうと思います。
■私たち家族が経験した愛犬との突然の別れ
一年前、わが家の大切な愛犬、あぶちゃんが突然体調を崩して亡くなってしまいました。
体調が急変してから、3日でお空にいってしまいました。
あまりにも突然だったので私たちも混乱してしまい、体調が急変してからお空にいくまでずっと泣いて過ごしました。
家族みんなでたくさん泣いて悲しんだあと、お葬式をしました。
人間が亡くなった時と同じような流れでお葬式をしました。
娘(当時小3)も息子(当時年長)も、初めてきちんとお経をきいて火葬に立ち会ってお骨上げまで経験しました。
お骨上げでは、職員の方がどこの骨か一つ一つ丁寧に説明してくださり、子どもたちはあぶちゃんの骨を興味深そうに見つめていました。
そのうち、どちらがどの骨を骨壺に入れるかでヒートアップして、姉弟ケンカ勃発。こんな時にまでケンカするなんて…あぶちゃんもあきれて笑っていたかなぁ。
子どもたちはペットロスになることもなく、数日でいつも通りの日常を取り戻しました。
娘は「学校から帰ってきて、いつもいるあぶちゃんがいないからやっぱり寂しい」と言っていました。
悲しむというよりは「寂しくて会いたい」という気持ちの方が大きかったようです。
■子どもたちよりもペットロスぎみだった私は…
子どもたちより、私の方がペットロス気味で…
「あぶちゃんはうちの子で幸せやったんかなぁ」「もっと早く病院へ行けば助かったんかなぁ」「もっといろんなことをしてあげればよかったなぁ」とか…
もう考えたらキリがないくらいの後悔で悲しくて悲しくて。思い出しては泣いていました。
この一言、大切な誰かを亡くして落ち込んでいる時、普通は言われたくない一言ですよね。
でもこの時は、娘からのこの一言であぶちゃんがどんな犬だったか思い出したんです。
あぶちゃんのことをとてもよく理解している娘の一言だったからこそ、心に響いたのかもしれません。
あぶちゃんは、賢くて優しくて強くて本当に最高の犬でした。
私が落ち込んでいる時は、膝の上で静かに癒やしてくれたし、子どもたちとは兄弟のように遊んでくれました。
家族の中心にいて、いつも私たちを笑顔にしてくれる最高の犬。
娘の言うとおり、あぶちゃんなら私にいつまでも悲しんでいてほしくないだろうなぁ‥と思いました。
あぶちゃんの気持ちを想像して、どうすることが一番いいか考え、明るく前に進む娘の成長を頼もしく思いました。
先日のクリスマス、娘のサンタさんへのリクエストは「あぶちゃんグッズ」でした。
サンタさんからはすてきなあぶちゃんバッグが届きました。娘は大喜びしていました。
娘はそのバッグにあぶちゃんのお骨が入ったカプセルキーホルダーを付けて、お出かけしています。
いつまでも忘れず毎日を笑顔で過ごすこと、これが天国のあぶちゃんが一番望んでいることかもしれませんね。
犬との暮らしは大変なこともありましたが幸せな毎日でした。
あぶちゃんありがとう。