■これまでのあらすじ
母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。あれから季節が変わり、志乃は会社と家との往復の日々。しかし一方で、志乃は部屋の鍵を変え、彼氏には「鍵は変えました。さようなら」とメッセージを送信。最後まで既読無視だったものの、彼氏との関係を完全に終えるのでした。