2023年12月29日09時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
泣いている長女をおいて病院へ。出迎えてくれた助産師さんに案内され陣痛室へ移動をしている最中に、突然、歩けないほどの激痛に襲われました。慌てて助産師さんが車いすを持ってきてくれて、車いすで病院内を移動していたら破水! そして…。
こんにちは、宝あり子です。
■着替えずに分娩室へ直行することに
車いすに乗って陣痛室に向かっている最中に破水したことを助産師さんに伝えたところ…。
病院到着時は陣痛室で着替えて子宮口が開くまで待機の流れでした。
しかし、急激な痛みと破水が起こったため、着替えずに分娩室に直行することになりました。
病院に着くまではいきみたいけれど痛みもない状態だったので、まさかこんな急展開になるとは思いませんでした。
「経産婦のお産の進みは早い」
と聞いたことがありましたが、本当に急展開でパニックでした。
そして、病院についてから急展開ですっかり忘れていましたが…。
「旦那さんは出産に立ち会いますか?」
助産師さんに出産の立ち会いについて聞かれました。
私は実家に里帰りしており、主人は自宅にいたので一緒に病院に来たわけではありませんでしたが、陣痛タクシーに乗る前に主人に連絡していて、主人も間もなく病院に到着する予定でした。
しかし、あまりの痛さでパニックになっていた私はこの痛みから逃れたいことで頭がいっぱい!
正直、出産の立ち会いについて考えるどころではありませんでした。
と丸投げしました。
■激痛で自分では上がれない分娩台
分娩室につくと、車いすをおりて、分娩台に上がるように言われましたが…。
あまりの激痛に分娩台に上ることができませんでした。
助産師さんにサポートしてもらえることを期待しましたが…。
「今、上らないとこれからもっと痛くなるから! ますます上れなくなるよ!」
という言葉で
「これは自分で上らないといけないのか…!」
と腹をくくりました。
あまりの痛さでどうやって上ったか記憶はないですが、何とか自力で分娩台に上がりました。
■子宮口がまさかの全開
助産師さんが子宮口の開き具合をチェックしてくれました。
するとまさかの…。
なんと子宮口全開でした。
病院についたときに起こったあの激痛は、子宮口が一気に開いたときの痛みだったのでしょうか…?
「痛みがないから」とあのままもう少し自宅待機をしていたら…。
陣痛タクシーで道に迷ってもう少し長くタクシーに乗っていたら…。
タクシーの中で破水したり、子宮口が全開になっていた可能性もあったと思うと怖かったです。
分娩台に上がった後も、当然ながら激しい痛みが続いており、そうこうしている間に主人が分娩室に入ってきました。
私は痛みでパニックになっていたので分かりませんでしたが、実は私が病院に到着した少し後に主人も到着して私が車いすで運ばれているときに、後ろからついてきていたそうです。
怒涛の展開でしたが、このとき病院に到着してまだ10分ほどしかたっていませんでした。
続きます。
※この体験記に記載された症状は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明するものではありません。