2023年12月12日22時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
このお話は作者・土井真希さんに寄せられたエピソードをもとに漫画化しています。
■前回のあらすじ
兄太が母の部屋を訪れると、若い頃に撮った父との2ショット写真を見ていた母が、涙を流しながら寝落ちしていた。その姿を見た兄太は、母が父に冷めたわけではなく、まだ好きだからこそ許せないんだと気づく。そうとも知らない父は、母のご機嫌を取ろうと花束を買ってくるが、母は完全に無視。だが、父がいなくなったあとにその花束を花瓶に飾るなど、母の行動は父への愛にあふれていた。兄太は、そんな母の姿に「憎くて、許せなくて、信じられなくて…それでも父が好きなんだ」と切なく思っていて…。
やはり母親は、まだ父親に対して好きな気持ちがあるようです。でも、好きだからこそ許せない…なんて健気で立派なお母様!
「世の中うまくいかない」、母親の立場ならきっと誰もがそう思うはずです。嫌いになったわけではないのに、引っ越しを決意する寂しそうな母親…切ないですね。
次回、最終回。母、父、兄太、妹子…それぞれどんな結末が待っているのでしょうか。