2023年11月20日12時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
息子は、いわゆる「育てにくい子」でしたーー。
幼稚園の担任との面談で、トールくんの他害や立ち歩いてしまうことなどについて話を聞くメイさん。担任は「声の掛け方を工夫していきます」と言うが、周りの子に嫌がられたり、お母さんたちにいなくなればいいと思われているのでは…と怖くなってしまう。
数年後にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいだと診断される息子を育てる中で、メイさんが周囲の態度や言葉に傷つきながらも対処法を模索し、トールくんをサポートしていく様子を綴ります。
■前回のあらすじ
幼稚園で面談が行われ、息子の様子を聞かせてもらう。先生は「声掛けなど工夫してやっていきますね」と言ってくれるが、やはりショックで…。帰り道、いなければいいのにと思われているかも…と思ってしまう。
■もうしないと決めたこと
■私には何ができる…?
「他人の気持ちを勝手に想像して落ち込まない」というのは、ベビースイミングに通っていたときに決めたことでした。
自分に後ろめたいことがあるとどうしても疑心暗鬼になって、悪く思われてると思ってしまうんですよね。
他人の気持ちを考えること、思いやって先回りして行動すること、行動しないこと。それを良いことだとする考え方もありますが、私は息子を育てていて、それを大切なことのトップに持ってきていたら、身動きが取れなくなると思いました。
また、わが子が他害してる姿を見るのは本当にしんどかったので、見なくて済むのはすごく楽でした。楽なんて言ったら怒られるかもしれませんが…。
もし何かあったときに、先生が間にいてくださることはとても心強かったし、本当にありがたかったです。