2023年07月29日09時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
31週からはじまった切迫早産の入院生活。先生に退院予定日を聞きましたがハッキリしたことは言われませんでした。しかし、36週に入り、突然「明日退院」と告げられ…。
こんにちは、宝あり子です。
切迫早産の入院話もいよいよラスト。
■慌てて退院準備
先生に「じゃあ明日退院しようか!」と突然言われて、うれしさよりも戸惑う気持ちが大きかったです。
なぜなら、この診察日の時刻は夕方で、退院は翌日の午前。
もうあまり時間がありませんでした。
まずは主人に明日迎えに来てもらえるか連絡をしました。
すると「そんな急には休めないから今週末退院じゃダメなの?」という返答がありました。
やはり急には休めないとのこと。
ダメ元で看護師さんに退院日をずらせないか聞いてみましたが…。
退院日は変えられませんでした。
ということで、ずっと寝たきり生活だったため、ひとりで帰れるか不安でしたが、お迎えなしでタクシーを使って帰ることに。
そして、病室に戻り慌てて退院準備を始めました。
翌日、退院日の朝。
切迫早産入院中ずっと投与していた点滴の量が減らされました。
そしてNST(ノンストレステスト)でおなかに強い張りがこないかチェックがありました。
「もしおなかに強い張りがきたら…」
と不安でしたが、ウテメリンの量を減らしても、特におなかは張らず体調も変化はありませんでした。
こうして入院してからずっと24時間していた点滴が外されることになりました。
注射嫌いな私の点滴生活もついに終了です。
■心残りがあった退院のあいさつ
退院の手続きが終わり、看護師さんたちに退院のあいさつをしました。
しかし、突然の退院だったのであいさつができない看護師さんもいたのが心残りでした。
看護師さんたちから「また出産のとき、待ってるね!」と言ってもらえたのは、うれしかったです。
切迫早産入院は本当につらかったですが、看護師さんたちと仲良くなれたことは良かったと思っています。
看護師さんたちにあいさつをして、ヨタヨタしながら病院の廊下を歩きましたが、自分の力で歩くのが久しぶりすぎて、うまく歩けなかったです。
入院中は基本トイレに行くくらいしか歩かなかったし、診察で病院内を移動するときは車椅子でした。
■久しぶりの外で…
ほぼ寝たきり生活で足の力が弱まっていることを実感して、「こんなに体力が落ちてて出産できるのだろうか?」という不安も出てきました。
こうしてヨタヨタと歩きながら呼んでおいたタクシーのところまで歩いていきましたが、病院を出たときに…。
病院の外がとても眩しく感じて、空が青かったのを覚えています。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。