■前回のあらすじ
義母の誕生日当日。義実家に来ていた由美は、奈月にマウントを取り続ける。料理もプレゼントも由美に敵わないと怯んでいる奈月に、由美は「もしかして楽しくないですか?」とトドメの一言を放って……。
【妻 Side Story】
その場にいることすら限界だった私は、ひとりで義実家を飛び出しました。
拓也が追いかけてきてくれたのは嬉しかったけど、こんな私なんかと一緒にいていいのか、由美さんと結婚したほうが幸せになれるんじゃないかと、思わず本音がこぼれてしまいます。
そんな私にも、拓也は「俺にとって一番大事なのは奈月だ」と目を見て言ってくれて……。