2023年07月19日21時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
就職活動を再開し、県外の企業への内定をもらったしろみ。しかし内定を承諾するために親の印鑑が必要。当然母は捺印を拒否、さらに県外の会社を受けたことを知って怒ります。
出ていくなんて許さない
実家を出て行くことはそんなにもわがままなことなのだろうか? 弟はあんなにも応援されて家を出て一人暮らしをしているのに…。
弟も実家には帰りたくないのかあれ以来全く実家に帰って来ようとはしませんでした。私も家を出て行けばもう家に寄り付かなくなる、つまり母はこの家で一人ぼっちになってしまうと思ったのか母はものすごい勢いでブチ切れまくっていました。
就活先は母が探す!?
高校と大学に続き、母は今回も自分が進路を決めるとのこと。
さぁここから地獄の就活スタートです…。
受けてもいいよと言われ選考に進み、内定が出てそれを報告すると『何その会社?全然ダメよ』と許してくれませんでした。
もう母が何を就活に求めてるのかさっぱりわからなくなった私。
内定が出なくて難航するならまだしも、内定が出た上で難航するとは思いませんでした。
母はさらに私の就活にイチャモンをつけるように…。
しばらく就活はこの無限ループでした。理由は大抵は「大手ではない」「あまり有名ではない」から。
私は母が何をしたいのかよくわかりませんでした。こんな田舎に大手企業なんてそもそもないのに市内で探せとブチギレる母。もう何社受けたかわからない、何枚履歴書を書いたかわからない…私の精神はすり減る一方でした。