■前回のあらすじ
ゴン太が亡くなったと言うのに、冷たい態度をとる母を、しろみは心底軽蔑しました。そして、ゴン太のお葬式が済んだ矢先、家に帰ると断末魔のような悲鳴が。
私だって猫触ったことないし、こんなに暴れ狂ってる猫の近くに行くのは怖い…。
猫が外に走り出したのを見届けた母は…。
へらへら笑っていました。
気まぐれに餌をやって、何となく飼ってみたかったからと気分で捕まえて、自分の思っていた反応と違えば手放す。私ももしかしたら私もこの野良猫とおんなじ様な存在なのかな、都合が悪ければ怒鳴り叩き、私が必要な時はこの時みたいに少し頼って…なんてこの時は思ったりもしました。