2023年06月26日21時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
塾に通いだしたしろみ。その日、問題で躓いていると大学生の男性の先生が見に来てくれたのですが、距離がやたら近いのが気になりました。さらに手を握ってきて、しろみは恐怖で固まりました。
どうしよう…その時思い出したのは
ついに腰にまで手を回してきた先生。怖くてパニックで、声を出したくても出せませんでした。
夢の中で何かから追われていてもっと早く走りたいのに足が重いとか、空飛びたいのに全然飛べない、意味がないくらいの低空飛行…。そんな感覚とすごく似ていました。脳は命令しているのに体が動いてくれない感覚…。
そんな時防犯ベルを持っていたことを思い出し思い切り鳴らしました。小学校のころ『不審者を目の前にすると声が大きく出なかったりするからその時は防犯ベルを鳴らすんだよ! 恥ずかしいことではないから思い切り鳴らせ!!』と言っていたのを思い出し、本当にその通りだなと思いました。
先生はその場から逃げ出した!
この時なぜか急に冷静に塾長に報告しなきゃとすぐ塾長の元へ行きました。
大学生を呼んで謝罪させるくらいはしてくれると正直思っていました…。